信頼を得るためのホームページ制作に重要な2つの考えをご紹介します。事業規模には関係なく、中小企業さまでも個人事業主さまでもあてはまる考えです。
企業サイトの役割について
企業サイトとは、自社のサービスに興味を持ってくれた人に、企業情報を伝えるためのサイトです。
企業のホームページ作成には、「会社の正確な情報を伝える」「売上や問合せを増やす」「優秀な人材を採用する」「企業イメージの向上を図る」など、様々な目的があります。
顧客も取引先も採用応募者もどんな目的でも、まずはWebを確認します
Web上でさまざまな情報を閲覧できる現代ですが、企業の信頼度や「まずホームページで確認する」というご意見が数多くあります。ビジネスパートナーとしてふさわしいかどうかなどはこれにあたります。
また、SNSは親しみを持ってもらうことには有効ですが、アカウントがないと見れなかったり、頻繁に更新しないと埋もれてしまいがちです。企業の公式見解や、興味を持ってもらった時の「終着点」となるのは、会社のホームページにあたります。
また、企業が経営をするためには、様々な関係者がいます。直接的には「従業員、顧客やクライアント、取引先、株主、金融期間」など、間接的には「地域住民、従業員の家族、行政機関、政府」など。
ホームページはそうした、様々な立場と目的、状況から閲覧されます。その時、きちんと整備された企業サイトがあれば、自社の存在価値や状態を、外部に示すことができ、ビジネスにおけるさまざまなご縁も結びつきやすくなります。

これが私の会社です」と明確な説明があると
「どのような会社かな?」
「ここであれば信頼できそうだ!」と
閲覧者は、次の行動に安心して進めます。
企業にとって良いホームページとは「信頼できること」
1: 企業は ステークホルダーとの良好な関係のうえに成り立つという視点
ステークホルダーとは「企業の活動に対して、直接的・間接的な利害関係を有するグループもしくは個人」のことです。
株主・経営者・従業員・顧客・取引先(金融機関を含む)・競合企業、行政機関やNGO、NPO、地域社会なども該当します。さまざまな立場の人物や組織・団体を示す単語であり、多くの場合、幅広い範囲が対象です。
「企業活動によって何らかの影響を受けるすべての者」であって、金銭的なつながりとは限りません。

これまで、企業は利益を追求するだけの姿勢でも何も問題ありませんでした。
しかし昨今では、社会全体が企業の在り方や倫理を問うようになり、その結果【社会と調和した経営を追求する姿勢】が、人々から信頼や支持を集めるようになりました。
売り手と買い手と世間のバランス
わかりやすい例として、近江商人の経営哲学のひとつ、「三方よし」という概念があります。
「商売において、売り手と買い手が満足するのは当然のこと。社会に貢献できてこそ、よい商売である。」という考えです。日本で数百年続くような老舗企業が、大切にしていた精神です。
売り手ばかりが儲けていて、買い手がいつも損をするなら、お客さまや取引先は離れてしまいます。
どんなに買い手が満足していても、売り手がいつも赤字なら、商売は続きようがありません。
売り手と買い手が満足していても、人の道に外れているなら、いつか制裁を受けて商売どころではありません。
もちろん、短期的には、合理一辺倒でも売上は発生すると思います。しかし、売り手も買い手もつねに合理性のみで接するため、激しい競争にさらされてしまいます。すさむ事を含めた上での発展だとしても、それを発展と言えるのかは疑問です。
とはいえ、自社の利益は優先事項です。
あなたのサービスは、誰に向けたものであるか?
ホームページは何のために必要であるのか?
ホームページを通して、あなたはどのような行動をお客様にしてほしいのか。
しかし、こうしたメッセージを、顧客や消費者の立場になって受け取った時、【前向きな循環の中で、ビジネスに取り組んでいる姿勢】がベースにある企業と無い企業、どちらが受け入れたくなるでしょうか。どちらが淘汰されることなく、他との協力を得ながら成長してゆける企業であるか、誰が見ても、明確ではないかと思います。
コンテンツがある程度あり、適切なテンプレートを使えば、まあまあきれいなホームページは作成できてしまいます。しかし、誰でも作れるということは、差別化もしずらいということです。
その中で他から抜けていくためには、モノというより、そうした、サービスを届ける気概が大切なのかもしれません。
そのため、個人事業主様であれ、中小企業であれ、その事業者様なりの全体の関係者・ステークホルダーを意識した制作が大切であると、Kikkaキッカでは考えます。
信頼を獲得できるとしたら、どのように?
2: 信頼と安心を与える具体的な7つの要素
ホームページの技術やデザインは、新旧が激しく入れ替わります。一方で、どのようなホームページが信頼を獲得するかというと、実は流行とはあまり関係がありません。
掲載の図は「信頼と安心を与える7つの要素」、ピーター・モービル氏のハニカム構造 / UXを構成する7つの要素と言われるものです。
日進月歩のテクノロジーの分野にも、普遍的な設計原理があることが伺えます。企業サイトにおける良いホームページもまた、このような7つの要素を、バランスよく具現化していることと言えそうです。

ホームページの活用例
しかし、そうは言っても現実に、担当の方に伺うと「企業サイトってどう作ればいいの?」「今あるホームページのままではどんな風にダメなの?」といった声も耳にします。
そこで、企業サイトで可能な活用例を挙げました。
つい後回しにしてしまいがちなホームページの運用やリニューアル対策ですが、行えれば、業務が一気に改善しそうではありませんか?
会社案内として
理にかなったホームページがあることで、会社の方針を一貫して伝える事ができます。信頼性を高め、ビジネスを円滑にする効果が期待でき、サーバーさえ止まらなければ24時間365日、たえまなく働いてくれます。
商品やサービスを紹介したい時
ホームページの中に、商材紹介、導入事例、価格表などがあれば、閲覧者は、いつでもどこでも好きな時に、詳細情報を確認する事ができます。きちんとした動線設計があれば、お問合わせやお見積もり、お申し込みにつなげる事も可能です。
企業広報として
ホームページがあれば、大きなコストをかけずに、さまざまな情報を発信できます。また、SNSは親しみを持ってもらうことには有効ですが、アカウントがないと見れなかったり、頻繁に更新しないと埋もれてしまいがちです。企業の公式見解や、興味を持ってもらった時の「終着点」となるのが会社のホームページにあたります。
営業の基本資料として
BtoB 企業が企業に対して商品やサービスを提供する場合でも、お取引先は、御社のHPを必ずチェックしています。また、導線やコンテンツを工夫する事で、営業の基本ツールや、事前資料としてPDFを設置する事も有効です。
Kikkaキッカでは、大企業でCSRと会社案内を担当しており、印刷に頼らない資料作成に強みがあります。
採用力の強化
現在求職活動をしている若年層は、インターネットを日常的に使いこなしている世代です。志望者は、応募の前に当然の礼儀として、企業サイトをすみずみまで確認します。そんな時、10年前のホームページのままでは、せっかくの期待やモチベーションに、不安を与えてしまうかもしれません。
人件費やコミュニケーションコストの削減
同じ質問に答えたりなど、電話対応や、コミュニケーションコストは大きな負担です。よくある質問などで、自己解決できる場合も多いです。ホームページは適切な運用をしていくことで、企業のイメージを正確に伝えながら、効率よく事業のアシストをしてくれます。
企業サイトは、導線とページごとの関係と役割をしっかりと設計しておくことが重要です。企画段階で制作方針がしっかりできているかどうかが成否を決めます。
そのため、準備は長く時間がかかっても、じっくり検討をされることをお勧めします。何もわからない場合は、いろいろなサイトを参考にすることからはじめても良いと思います。
Kikkaでは、Webに関することであれば、小さなことでもご相談を受け付けております。
「こんなことはできる?」「こういう場合はどうしたら良いだろう?」
お声をかけていただければ、なかなか聞けないホームページの基礎知識やポイントなどをお伝えする事も可能です。
まずはお気軽にご相談ください。
Kikkaキッカのホームページ作成は、あなたのそのような成果を目指し、構築します。
あなたのホームページ制作が、うまくいくことを心から願っています。
このページの概要
企業サイトの役割について
- 会社の正確な情報を伝える
- 売上や問合せを増やす
- 優秀な人材を採用する
- 企業イメージの向上を図る
企業にとって、良いホームページとは信頼できる事
大切な考え2点
企業は ステークホルダーとの良好な関係のうえに成り立つという姿勢
信頼を提供する
信頼と安心を与える具体的な7つの要素
- Useful: 「役に立つ」
- Usable: 「使いやすい・便利」
- Findable: 「探しやすい、迷わず辿り着ける」
- Credible: 「信頼できる」
- Accessible: 「誰もが見られる」
- Desirable: 「好ましい・魅力的」
- Valuable: 「価値がある」