新しくホームページを作るとき、ドメインの取得が必要になります。でもいざ検討すると案外難しく、「希望の文字列が取得されていた!」という事もおきやすいです。そこで効果的なドメイン名の決め方について、10のポイントのご紹介です。
ドメインはなぜ重要?
ドメインとは、インターネット上の住所名のようなものです。
なぜドメインが大切かというと、後から変更できないためです。
可能ではあるのですが、手間とSEO上の理由からリスクがあります。
例えば、長年同じドメインで運用をしていると、検索エンジンがホームページを掲載する際の評価を上げてくれます。
取得した経過時間が長いほど、評価を高くする傾向もあります。
そのため、気軽にドメインを変えてしまうと評価の蓄積を0にする事につながります。(契約している「サーバーの変更」は、SEOに影響はありません。)
リダイレクト・転送処理によって表示を切り替える事も可能ですが、その場合は新しいドメインと旧ドメインの維持費と管理が二重に発生します。
特別な理由がない限り変更しないほうが良いのはそうした理由からです。
どんな名前が良い名前?
対象となるお客様の性別、年齢、分野によっても変化しますが、基本的には下記の事があてはまります。
- シンプル・言いやすい・覚えやすい・短い
- 入力が困難なほど長い単語や複雑な綴りではない
- 既存サービス・ブランド名とかぶらない
- 検索してあまりヒットしない
- 命名がサービスの特徴を表現している

– Instant Logo Searchより
おすすめは「半角英数字」

ドメイン名は好きな名前を設定できます。上の画像の赤文字の部分です。
とはいえ、あらゆる文字列でも使えるわけではなく、条件があります。
【ルール1】半角英数字(A~Z、0~9)、半角のハイフン「-」
【ルール2】3文字以上63文字以内
【ルール3】各トップレベルドメインごとに1つ
(同じ名称は登録できない、早い者勝ち)
日本語も使えますが、SNSの拡散時にリンク切れの問題などが生じやすいです。
そのため、初心者さんには半角英数字がおすすめです。詳細は下記もご参考ください。
SNSアカウントIDも統一できれば最高
ホームページを所有する方は、SNSアカウントも考慮されると思います。
半角英数字(A~Z、0~9)で命名できれば完全一致も可能
Gmail、Facebook、Instagram、Twitterのアカウント。
SNSのアカウント名とドメイン名、全てを同じ文字列で取得できれば最高です。
ばらばらの命名より管理がしやすくなり、見た目にも一貫性が生まれるためです。
- Gmail | 半角英数字(A~Z、0~9)、半角のピリオド(.)
- Facebook | 半角英数字(A~Z、0~9)、半角のピリオド(.)
- Instagram | 半角英数字(A~Z、0~9)、半角のアンダーバー「_ 」
- Twitter | 半角英数字(A~Z、0~9)、半角のアンダーバー「_ 」
SNSのユーザーネームは、プロフィールページのURLにも使われます
トップレベルドメインの印象に注意、できれば.comや.netや.jpで
代表的でおすすめのトップレベルドメインは「.co.jp」「.com」「.net」「.jp」などです。
他にもたくさんのトップレベルドメインの種類がありますが、その中でも抜群の安心感があります。大手企業でも採用されており、ドメインを見てサイトを怪しむ訪問者はいないでしょう。
SEO的には末尾が「.com」でも「.ninja」でも差がないとされています。
そのため、閲覧者に与える信頼感や印象をあなたが気にするかどうかがポイントとなります。
そもそも取得できそうか?
実は最大の難関です。
下記のURLで、取得を希望されている文字列を入力してみて下さい。
【お名前.com】https://www.onamae.com/
OKだったら、おめでとうございます!
ここから先のテキストは不要となります。
残念ながら難しかった場合。引き続き、下記の項目をトライしてみてください。
思い浮かぶ単語を変換
浮かんだ単語や、気にかかった言葉を
- 組み合わせる
- 短縮する
- 頭文字だけとる
- 聞いた感じを整える
- 別の単語から読み方を変える
- ローマ字表記にして母音を取る
- ゆかりのある言語にかえる
などの方法で検討してみてください。
濁音だとインパクトがあり、清音だと女性らしさがあり、同じ音を繰り返すと楽しそう、など。
案をたくさん出すうちに、感覚的な好みも生まれてくると思います。
決まらない! ジェネレーターを使ってみる
Web2.0 Name Generator
そのほか、Web2.0 Name Generator では、英文字をランダムに並べてくれます。
WORDOIDのような指定はできませんが、何度もクリックするうちに、アイディアの源泉に触れられるかもしれません。
最後に外国語での意味や発音もチェック
これに決定!登録チェックもOK!となったら。
最後にもうひといき、外国語での意味や発音もチェックしてみてください。
出来上がった単語に、思いもかけない意味がないか、日本語以外でも確認してみてください。
類似の発音やスラング、検索結果に気になるものがないかを、チェックしてください。
こだわればきりがありませんので、念のためというくらいで大丈夫です。
どうしても難しい場合は .com や .jp 以外も検討
できれば、.comや.jpを利用したい所ですが、どうしても気に入った名前だし、これ以上変更したくない!という場合もあると思います。
もっと気軽なドメインで十分な場合。新しく登録を開始した「.inc」や「.ai」などは、比較的空いており、取得しやすいようです。
色々悩むよりも美しいドメインになるかもしれません。
---ドメインの取得はホームページの一大事
長々とお読みいただきありがとうございました。
大変なことが多いのですが、こうした事を慎重に行うことはブランディングにもつながり、今後のホームページ制作にも磨きがかかると思います。
Kikkaでのホームページ制作では、ドメイン名の配慮やご相談も承っております。
良いドメインが、あなたのすばらしいホームページ制作のきっかけとなります事を心から願っています。