良いホームページとは、どのようなホームページ?
仕事柄、「良いホームページとはどのようなものですか?」と質問を受ける事があります。
第一印象が良い
情報が整理されている
スマホでもPCでも見やすい
使っていて楽しい
表示が早い
無駄な操作をさせない
検索結果に1番で表示される
ECサイトであれば「売上の高いホームページ」が一番だと思います。
でもこうした事をクリアできれば、本当に良いホームページなのでしょうか。
Kikkaキッカでは、良いホームページとは利用するお客さまにとって有益なホームページだと考えます。
さらに、どんなに素敵なサイトを作ってもこの6ポイントが抑えられていないと成功は難しいというポイントもあります。
以下「良いホームページに必要な6つの条件」についてご説明します。
- 目的がはっきりしている
- あなたの5種類のコストに負担がない
- 理想的なお客さま像がはっきりしている
- そのお客さまの悩みを知っている
- あなたとお付き合いするメリットがある
- ブラッシュアップを繰り返す
良いホームページに必要な6つの条件

目的がはっきりしている
あなたのサービスは、誰に向けたものですか?
ホームページは何のために必要ですか?
ホームページを通して、あなたはどのような行動をお客様にしてほしいのでしょうか。
効果の出るページ作りは、目的をはっきりさせることから始まります。
認知してもらうこと。
売り上げをアップすること。
信頼性をあげること。
業務負担を軽くすること。
たとえば「集客」なのか「採用」なのかでも、伝える情報は大きく変化します。
情報は詰め込めば詰めこむほど複雑になります。
そのため、いちばん伝えたい情報はどのようなものか、優先順位をつける必要があります。
ホームページは、建築やリフォームに似ています。
大抵のことは後から追加する事ができます。でも、思いつきで変更するより、初めから計画的に設計する方が、美しかったり丈夫だったり、使いやすかったり、矛盾のないものが作れます。将来リフォームをする可能性があるならば、事前に対策をとることもできます。一度に完璧を目指すより、使いながら改善してゆく方が自然な改修ができます。
ホームページも、そのようなイメージを持っていただけるとわかりやすいかもしれません。
あなたの5種類のコストに負担がない
コストというと、一般的にはお金が浮かびます。でも、Kikkaキッカで言うコストは以下の5種類です。
A. 経済的コスト(お金)
B. 時間的コスト(時間)
C. 肉体的コスト(労力・手間)
D. 頭脳的コスト(思考・決断や判断)
E. 精神的コスト(不安・心配・楽しい)
例えば、あなたが既にホームページを持っていたとします。そのホームページは、世界中の人々に認知して欲しい内容でしょうか。また、いくらSNSで集客が可能だと言われても、あなたがその作業を好きでなければ、続ける事は苦痛です。反対に、あなたが大好きな作業でも、その環境にあなたの見込み客がいなければ徒労に終わってしまいます。
このように、取り組む方向が違うとコストが膨らんでしまいます。
5種類のコストの中で、あなたがいちばん負担に感じるのはどの項目か?
苦にならないのはどの項目か。
何から気をくばり、具体的にどんな状態になったら次の施策を行うのか。
それらを想定して、「ご自身で実行する事」と「外部に依頼する事」とを振り分けると、効率の良い運用に近づくかと思います。
理想的なお客さま像がはっきりしている

「理想のお客様を、たった1人に絞るならどのような人?」と想像してみて下さい。
これは、あなたがこれから事業を開始する場合でも同じです。
その方にあわせた、具体的なことばや、親しみの気持ちが生まれると思います。
それによりサービスの特徴も伝えやすくなると思います。
やるべきことの他、「やらなくていい事」も見えてくると思います。
一見すると、多くの方を対象にしたほうが良いように感じます。でも、対象がぼやけていると誰の心にも届かなくなってしまいます。
「誰でもいいから利用してね」という感覚は、極論、宛名だけを差し替えてラブレターを100人にばらまく行為と同じなのかもしれません。
そのお客さまの悩みを知っている
多くの場合、お客さまはWebサイトを見たくてみているのではありません。
それよりも、目の前の問題を解決したくて、答えを探している場合がほとんどです。
その為、あなたはお客さまが何を必要としているのか、解決にむけた提案をする必要があります。
- そのお客さまは、どのような問題で悩んでいますか
- その為に、どのような事が必要ですか
たとえば、こうした事柄がホームページを見て納得できれば、コミュニケーションが成立し、お客様にとっての価値につながります。「これは自分に必要なサービスだ!」と安心して、次の行動に移す事ができます。
あなたとお付き合いするメリットがある
5つ目が、「あなたとお付き合いするメリットがある」。
価値には3つあります。「あなたが提供できる価値」「お客さまが望む価値」「競合他社が提供できる価値」。
こうした中で、「理想のお客様が望むことで、あなたにしか提供できない価値」、画像の★印の部分を目指してほしいと思います。

似たような「価格」と「性能」のサービスがある時。
それでもあなたのサービスを選んで頂くには、「特別な体験」を提供する必要があります。
サービスが選ばれるには「いちばん安い」「いちばん性能がいい」「いちばん愛されている」のどれかです。
最安を狙うことは、熾烈な競争にさらされ、あなたは疲弊してしまいます。
最高を狙うことも、頑張りがいはあるのですが、やはり覚悟が必要です。
それでは、私たちはそんな競争しか選択肢がないのかというと、★の部分を模索する道が残っています。
Kikkaキッカでは、ここを明確にするからこそ、ホームページの力が発揮されると考えます。
マーケティング、UX、SEO、コンテンツ、マルチデバイス、ユーザビリティ、メンテナンス性。
これらは確かに、ホームページで欠くことのできない要素です。でも、それ以前にあなたのサービスにしかない【個性】や【らしさ】を特定できてこそ、はじめて有意義になるものです。
最新の技術は、目に見えない誠実さに支えられるからこそ、信頼につながるのだと思います。
Kikkaキッカのホームページ制作では、魅力を引き出すヒアリングを重視しています。
情報の良し悪しは、第三者に触れて初めて分かる事も多いです。ご自身で引き下げてしまった長所など、あるかもしれません。
ブラッシュアップをくりかえす

無事に、安定したホームページ運営ができるようになりました。
その後も、お客様から継続して信頼してもらうにはどのようにしたら良いでしょうか?
Kikkaキッカでは、「明日からでもできる範囲で」工夫を重ねることが大切だと考えます。
「お客さまの期待を知る」→「その期待に応える・喜ばせる・裏切らない・できない事は事前に伝える」→「満足してもらう」or「サービスを改善する」→はじめに戻る
ホームページで言えば、更新を続けて行くこと。
対策は、多くの場合簡単です。
けれど、実践には時間がかかります。
そのため、あなたが継続可能な、原理・原則が整っている事が重要です。
やってみて、うまくいかない時もあるかもしれません。
けれど、そのような時にこそKikkaキッカのような専門家にご相談いただけたらと思います。
- 目的がはっきりしている
- あなたの5種類のコストに負担がない
- 理想的なお客さま像がはっきりしている
- そのお客さまの悩みを知っている
- あなたとお付き合いするメリットがある
- ブラッシュアップを繰り返す
売り手良し、買い手良し、世間良し
最後に、「お客さまとあなたの双方が満足できること」と「あなたの5種類のコストを徹底すること」は、社会貢献につながるというお話をさせてください。
近江商人 経営哲学 - 三方よし
近江商人の経営哲学のひとつに、「三方よし」という概念があります。
「商売において、売り手と買い手が満足するのは当然のこと。社会に貢献できてこそ、よい商売である。」という考えです。日本で数百年続くような老舗企業が、大切にしていた精神です。
- 売り手にとって良い
- 買い手にとって良い
- 世間にとっても良い
売り手ばかりが儲けていて、買い手がいつも損をするなら、お客さんは離れてしまいます。
どんなに買い手が満足していても、売り手がいつも赤字なら、商売は続きようがありません。
売り手と買い手が満足していても、人の道に外れることなら、いつか制裁を受けて商売どころではありません。
もちろん、短期間であれば、合理一辺倒でも売上が発生するかと思います。
けれど売り手も買い手も合理性のみで接するため、いつも激しい競争にさらされます。
すさむ事を含めた上での発展かもしれませんが、それを発展と言えるのかは疑問です。
それよりも、まずはお客様に喜んでもらい、世の中の役に立ち、前向きな循環の中で繰り返しビジネスに取り組むこと。
そうする事で、全てが自然と繁栄し、誰もが落ち着いて、自分自身の活動に専念できるのだと思います。
三法よしは「いちばん愛される」の最終形なのだと思います。
Kikkaではそのように考えます
もちろん、こうしたとりくみは、いますぐ実現できるものではありません。
それでも、何事もイメージすることから始まります。
少なくともKikkaキッカでは、そのように考えてサービスに取り組んでおります。
もしこの話をお読みいただいて、いつかホームページに興味が生まれたとき、その時はKikkaキッカを思い出して頂けたら幸いです。
あなたのビジネスも、あなたのホームページも、そのようなものであって欲しいと願い、お手伝いさせていただきます。